「ミャンマーならではの文化って何だろう…」
この記事はそんな思いを抱えている人に向けて書いています。
外国人労働者の需要が高まってきたなかで、ミャンマーという国の文化について理解しておきたいですよね。
日本では考えられないような文化もあり、それらを理解しておくことでスムーズに受け入れられることができます。
本記事ではミャンマーならではの文化や、採用する際の注意点をお伝えしていきます。
コミュニケーションがうまくとれるようにもなるので、ぜひ参考にしてください!
目次
1:知っておくべき!ミャンマーならではの文化5選
やはり海外の文化というのは、日本人からすれば理解できないようなものもあります。
そのなかで、ミャンマーならではの文化は以下のようになります。
- あいさつがない
- 名前に性がない
- 学校で「体育」や「音楽」がない
- 人前で怒られ慣れていない
- 安全性に対する意識が低い
それぞれ詳しく解説していきます!
文化①:あいさつがない
ミャンマーならではの文化1つ目は「あいさつがない」ということです。
日本で使われる「こんにちは」「おはようございます」といったあいさつから始まるという習慣がないのです。
そのため、無言ですれ違うことがあたりまえという認識があります。
あいさつを重要なものと認識している日本の文化と違うので、ミャンマー人を受け入れる時は、あいさつ指導から行うようにしましょう。
また、採用をしてすぐに、挨拶をしないからと言って、いきなり怒ることは避けてください。日本では挨拶をするのがマナーだということを、きちんと伝えれば必ず受け入れて対応するはずです。
ミャンマー人を採用する際には、事前にこのことを社内に伝えておくと、関係性も上手く構築できるのではないでしょうか。
文化②:名前に性がない
ミャンマーならではの文化2つ目は「名前に性がない」ということです。
日本では山田太郎さんという人がいた場合、「山田」が性で、「太郎」が名前になりますよね。
しかし、ミャンマーではそもそも性がないため、「山田太郎」が名前になるのです。
そのため、名前を略して言ってしまうと失礼になることがあります。
勝手に姓名を判断して、略した名前で呼ぶことは避けてください。
仲の良い間からの人であれば、名前の一部で呼ぶ場合もあるようですので、本人に名前の呼び方を確認するのが良いでしょう。
文化③:学校で「体育」や「音楽」がない
ミャンマーならではの文化3つ目は「学校で『体育』や『音楽』がない」ことです。
日本ではあたりまえとされている授業科目がないため、重労働に向いていなかったり、音楽に対して嫌な思いをする場合もあります。
ミャンマーならではの文化が影響しているということを理解したうえで、付き合っていくようにしましょう。
文化④:人前で怒られ慣れてない
ミャンマーならではの文化4つ目は「人前で怒られ慣れてない」ことです。
大きな声を出すことや、自分の意見を主張することを良いものとされていないことから、小さい頃に怒られたりなどという経験がないまま大人になっているのです。
そのため、うまくいっていないミャンマー人に対して強く怒鳴ってしまうと、思った以上にダメージを受けてしまいます。
怒ったり、怒鳴ったりすることは避け、丁寧に何がいけなかったのか。どうすれば改善できるのかを説明するようにしてください。感情的に伝えなければ、しっかりと話を聞いて、改善する姿勢を見せてくれるはずですので、焦らず落ち着いて話すようにしてください。
文化⑤:安全性に対する意識が低い
ミャンマーならではの文化5つ目は「安全性に対する意識が低い」ということです。
日本ように道路が整備されていたり、工事での安全対策がしっかりされているということがミャンマーではありません。
実際に、ヘルメットなしで工事をしていたりする光景はよく見られます。
工場などでミャンマー人を採用するときは、安全点検についてや、起こりうる危険について、日本人よりも丁寧に説明が必要だと思ってください。
2:ミャンマー人を採用する際の2つの注意点
ミャンマー人を採用する際の注意点として以下のようなものがあります。
- ミャンマーの文化を理解しておく
- マネジメント計画をしっかりと立てる
闇雲に外国人労働者を受け入れようとしても、うまくはいきません。
しっかりとこれらの注意点を意識しながら行っていきましょう。
では、それぞれ詳しく解説していきます!
注意点①:ミャンマーの文化を理解しておく
ミャンマー人を採用する際の注意点として、まず「ミャンマーの文化を理解しておく」ことがあります。
私たちは日本に住んでいるため、日本のあたりまえで生きていますが、それはミャンマーや他の国も同じです。
国それぞれの文化が存在し、暮らし方があります。
しっかりとミャンマーの文化を理解したうえで接さなければ、うまくコミュニケーションをとることも難しくなります。
あなたが外国に働きに行って、日本のあたりまえを全否定されたらやる気は起きませんよね。
ミャンマー人労働者のモチベーションUP、円滑なコミュニケーションのためにも、しっかりと1章でご紹介したような文化を理解しておきましょう!
注意点②:マネジメント計画をしっかりと立てる
「マネジメント計画をしっかりと立てる」ことも、ミャンマー人を採用する際の注意点です。
もちろん外国人労働者であるミャンマー人は大きな戦力になります。
しかし、最初から何もかもできるわけではありません。
円滑に業務を進めていけるレベルにするためにも、
- 日本語教育はどう進めるか
- 日本の生活にどう慣れてもらうか
- 文化への理解を深めてもらう
- どんな職種に就いてもらうか
などのマネジメント計画をしっかりと立てることが重要になってきます。
「外国で働くんだから、自分で勉強してくれるだろう」という考えではいつまでたっても求めるレベルに達しません。
マネジメント計画にそって、寄り添いながら成長をさせていきましょう!
最後に:外国人が日本を支える時代が来ている
グローバル化、少子高齢化による労働力人口の減少などから外国人労働者への需要が高まっている今。
日本は先進国という立場から外国人労働者を「選ぶ」という考え方をしています。
しかし、本当にそれは正しいことなのでしょうか?
これまで貧しい国だったアフリカやインドなども、今では日本を超える勢いで成長しています。
それはなぜか?
答えはシンプルで、成長したいという意欲にあふれているからです。
日本には今、先進国という立場に甘んじて止まっている状態。
それに対し、すごい勢いで成長している海外。
そうです。日本は「選ぶ」のでなく、「選ばれる」国にならなければいけないのです。
安全性・技術力・人間性など日本には優れたものばかりです。
そういったものを、これからは外国人と協力しながら成長させていく時代なのです。
うまくいかないこともあるかもしれません。
それでも日本人の素晴らしい人間性を活かして、世界を引っ張る存在になっていってほしいものです。
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