技能実習生の入国再開はいつから?変異株の影響は?

コロナウイルスの影響により、海外からの入国規制が続く日本。

技能実習生の受け入れ企業、技能実習生本人にも大きな影響が出ています。

一体いつから技能実習生の入国は再開するのでしょうか?今月出た規制緩和から、入国停止情報までを、最新の情報をわかりやすくまとめました。

変異株により技能実習生の受け入れ停止が決定

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の急拡大を受けて、11月29日に外国人の入国禁止が発表されました。入国制限が今月8日に緩和され、外国人技能実習生や留学生の受け入れ準備を進めていた企業も多い中、わずか3週間で中断となりました。

前回の規制緩和

直近での入国規制の緩和は、11月8日〜、海外のビジネス関係者や留学生、技能実習生の入国を認める、というものでした。新型コロナウイルスの流行に伴い、1月から新規入国を停止していましたが、大幅に緩和されました。

また、ワクチン未接種なら自宅待機期間は通常14日間だが、ワクチン接種者を対象に、待機を3日間に短縮していました。その後7日間は会食やイベント参加をする場合は新型コロナウイルスの検査を受けさせるという行動管理と、1日1回のビデオ通話で所在を確認、電車や路線バスでの移動は認めないとされていました。留学生・技能実習生については、入国後14日間、自宅での待機を求め、ワクチン接種済みの場合は10日間に短縮されました。

政権側としては、緩和による入国再開により、経済を活性化したいと考えていました。

また、留学や技能実習などの在留資格の事前認定を受けながら、来日していない外国人は約37万人いたとされ、業界からの強い声を受け、技能実習生らの入国緩和が認められたようです。今月下旬に入国者の数を1日あたり3500人から5000人程度に広げる検討をしていました。

変異株による入国停止

11月下旬に南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新しい変異株(オミクロン株)が、世界各地で確認されました。世界保健機関(WHO)は、29日、この変異株によって、世界中で感染者が急増する危険があると警告をしています。オミクロン変異株について、詳しいことはまだわかっていませんが、これまでの変異株より感染力が高い可能性があると言われています。

これにより政府は8日から出された規制緩和を一時停止し、30日午前0時から、世界のすべての国や地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国が原則停止されました。

外務省公式HP

11月8日からの、外国人の新規入国最下位により、技能実習生のビザ手続きなど受け入れ準備を進めていた企業も多く、既に担当業務まで決めていたという企業もあります。12月の受け入れを決めていた企業は、特に大きなダメージを受けています。現在は、派遣会社に相談をするなどして技能実習生の代わりの人材の確保に追われているようです。

入国停止は12月31日まで

今回の、オミクロン変異株の流行による、新規外国人の入国停止ですが、岸田総理大臣は、今日朝開かれた自民党の役員会で、「オミクロン株についての情報が、ある程度明らかになるまでの臨時の措置だ。国民の皆さんに、ご理解いただけるよう丁寧に説明していきたい」と述べました。

入国停止措置は、一旦、1ヶ月先の12月31日までとされています。

ただ、オミクロン株の感染拡大によっては、期限が延びる可能性も大いにあり、入国再開の見通しは立たなくなってしまったのが現状です。今後の変異株の詳しい情報と、国の方針発表を待つことしかできない状態へと戻ってしまいました。

入国停止による影響は大きい

8日からの入国制限の緩和により、「技能実習生」「特定技能生」の在留資格を持つ外国人の受け入れ準備を進める企業が多くありました。

待ちに待った規制緩和ということもあり、外国人本人も、企業側もようやく一歩踏み出せたタイミングだったのです。12月の受け入れに向けて、飛行機のチケットを確保したり、ビザ申請をしたり、入国後の待機用の部屋まで用意していたという企業もありますが、わずか3週間でまた見通しが立たなくなりました。

準備していたものが無駄になるだけでなく、深刻なのは外国人本人の問題です。12月に日本に渡航できるとわかり、既に現地での仕事を退職してしまった人がいるのです。すぐにまた規制が緩和されるとは限らないため、それまでの期間、職を失うことになってしまいます。新しく職を探すにも、いつまで働けるかわからないという状況で、問題は深刻化しています。

企業側は、振り出しに戻ってしまったこと、影響がさらに大きくなることを懸念しながらも、来日する予定だった技能実習生の生活面、精神面もサポートしたいと話していたようです。

このように、一度規制が緩和されたからこそより一層、影響は大きくなってしまっています。

オミクロン変異株の感染者が日本で発見された

松野官房長官が、30日午後の記者会見で、アフリカ南部のナミビアから入国した30代の男性が、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していたことが確認されたことを明らかにしました

11月30日現在、世界でも、17の国と地域で感染が確認されており、ワクチンの効果の低下も懸念されているため、注意が必要です。日本だけでなく、海外での流行も、入国制限に繋がりますので、世界全体で感染拡大防止に努めるしかありません。

まとめ

ここまで、コロナウイルスの変異株による、最新の入国再開情報をわかりやすくまとめました。

※本記事の内容は、2021年11月30日21時時点の情報です。

入国停止は12月31日までとされていますが、期限が延びる可能性は大いにあり、入国再開の見通しは立っていません。変異株の詳しい情報と、国の方針発表を待ちましょう。

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