【ミャンマー人×介護】なぜ人気?ミャンマー人が日本で働く理由

少子高齢化が急速に進む日本では、国内の労働力が年々減少傾向にあります。その中でも、介護職における人材不足は特に深刻になると予想されています。介護職に限った話ではありませんが、そのような人手不足を解決していくためには外国人材の活用が必要不可欠になってきます。しかし、介護職は世界的にも人気が低い職種であり、人材を獲得していくことはかなり難しいことだと言われています。

その風潮の中でも、ミャンマー人材に限っては日本の介護職の採用率が大幅に上がっています。

本記事では、なぜミャンマー人は介護職に重宝されるのか。また、なぜミャンマー人は日本で働くことを望むのかを徹底解説していきます。ぜひ参考にしてみてください!

目次

ミャンマーという国を知ろう

先述した通り、ミャンマー人材は日本の介護職の人手不足を補うために欠かせない存在です。

なぜミャンマー人材が日本で重宝されているのか?なぜミャンマー人材もまた日本で働くことを好むのか?本記事ではその部分を徹底開設していきます。

そのためにも、まずはミャンマーという国を「知る」ことから始めましょう!

絶賛人口増加中

ミャンマーの人口は5000万人弱ですが、年々増加傾向にあり人口ボーナス期と言われる状態にあります。そしてこうした状態は、2050年ほどまで続くと言われています。また、平均年齢は27〜28歳で若い労働力がますます増えていくことが予測されています。つまり、人手不足問題に直面している国からすれば、海外の労働人材を獲得していくためには注目しておくべき国なのです。

民族について

民族については、人口の約80%以上が仏教を信仰しています。それに伴い、「利他的」な思いを重視する文化が非常に根強く浸透しています。国民性に関しても、比較的大人しく落ち着きがある国民が多いようです。つまり、日本の文化とかなり似ているということがわかります。

ミャンマー人の特徴については下記の記事でもご紹介しているので、参考にしてください。

なぜ日本で働くことが人気なの?

ここまでは、日本とミャンマーの国民性や文化が似ているということを解説しました。つまり、価値観や文化の相違からくるトラブルのリスクが少ない関係であるということです。

ここではミャンマー人が、なぜ日本で働くことを好むのかということを解説していきます。

理由①:憧れの場所

ミャンマーの若い層にとって、日本で働くというのは「憧れ」に値します。その理由は至ってシンプルで、自国で働く場合と比べると圧倒的に日本の方が稼げるからです。日本で5〜6年働けば、ミャンマーの生涯年収を稼げると言われているほど差があるのです。今の日本人が海外で働くことを望むように、ミャンマー人も日本で働くことを望むのです。

理由②:仏教信者が9割

ミャンマー国民の約9割が仏教信者であるため、多くに「人を敬う文化」が浸透しています。そのため、先生や上司からの指示には素直に従う傾向があります。また、先述したように「利他的」な思想が根強く浸透しているため、日本の文化にとてもフィットしてくるのです。

理由③:学習しやすい日本語

ミャンマー人は、他国と比べて日本語を習得していく能力が高いことがわかっています。文法や語順が日本語と共通してくるものが多く、発音に関しても日本語の五十音と似ている発音がいくつもあります。言語の壁は多くの外国人材がぶつかるものだからこそ、ミャンマー人からするとメリットになり得るのです。

介護職が選ばれる理由

ここまで、なぜミャンマー人は日本を選ぶのかということを解説してきました。

ここでは、日本いや世界で見ても人気が低い介護職をミャンマー人が希望する理由について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください!

「徳を積む」という思想

ミャンマー人が介護職に向いていると言われる理由は、やはり仏教信仰の国であるということが大きいです。その教えを通して、お年寄りを大切にするという念の下行動します。そのため、介護職の仕事は「徳を積む」行為として捉えられます。つまり、徳を積みながらお金を稼ぐことができる介護職は、ミャンマー人にとって魅力的な職業なのです。

平均月収の高さ

ミャンマー人にとって、日本の月収はとてつもなく高い額に当たります。ミャンマー人の大卒平均月収は30,000円であり、日本の1割弱に当たります。先述したように、徳を積む行為を仕事にできることも魅力的な部分ですが、それとまた同じように平均月収の高さも日本の介護職の魅力として認識されています。

まとめ

ここまで、ミャンマー人材を採用するにあたってのポイントを解説しました。

日本の労働力不足はこれからも進行していく一方で、ミャンマーの人口や若い労働力は増え続けます。つまり、需要と供給が成り立つ関係にある中で相互理解は大切になってきます。グローバルな社会に順応できるよう、さまざまな価値観に触れる習慣を増やすことも大切になるでしょう。本記事が、そのきっかけになることができれば幸いです。

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