「これから初めて外国人雇用を検討している」「外国人を採用する上で便利なサポートがないか模索している」
この記事はそんな悩みをもつ企業の担当者様に向けて書いています。
結論から申し上げますと、「サポートを利用して外国人採用を行うべき」です。
なぜなら
- 手厚いサポートを受けることで安心して外国人雇用に臨める
- 各サポート事業で特化している人材があるため必ず企業に合った優秀な人材獲得に繋がる
など、多くのメリットがあるからです。
私自身、過去に3年間ほど飲食店で外国人労働者と共に働いた経験があります。
その経験も踏まえ本記事では、外国人を雇用することで得られるメリットや注意点、外国人採用のサポート事業について詳しく解説します。
目次
1:そもそもなぜ近年外国人労働者が増加しているのか?
近年、外国人労働者は増加しています。
ではなぜ、そもそも外国人労働者が増えているのでしょうか?
その理由は、主に下記の3つがあります。
- 日本で働きたいと思っている
- 企業の外国人雇用の需要が高まっている
- 外国人人材採用のサポート事業が活性化している
それぞれについて詳しく解説していきます。
理由①:外国人労働者自身が日本で働きたいと思っている
まずは、先進国の日本で高い技術力を学び自国に還元したい、という理由があります。
また、外国人の自国では平均収入が低かったり、福利厚生がなっていないことも多いため、比較的高収入で福利厚生が確立されている日本で安定して就労し自国にいる家族に仕送りをしたい、という方もいらっしゃいます。
そして、純粋に日本が好きだから日本で働きたいという方も多くいらっしゃいます。
理由は様々ですが、数ある国々の中で、外国人自身も日本で働きたいという意志を持っていることが多いです。
理由②:企業の外国人雇用の需要が高まっている
近年外国人が日本での労働を希望していることと同時に、企業側でも外国人雇用の需要が高まっています。
外国人労働者を受け入れることで海外進出に挑戦するきっかけになったり、社内でもコミュニケーション能力の向上に繋がるなどの利点があります。
外国人人材は、仕事への意欲も高く、自身のスキルをいち早くあげて、日本で活躍できる人材になろうとします。
その前向きな姿や高いモチベーションが、今いる日本人社員のやる気をUPさせる要因にもなるようです。
企業にとっても、外国人人材を採用することは非常にメリットの多いこと。その結果、外国人雇用の需要も年々増え続けているのです。メリットについては第2章で詳しく解説していきます。
理由③:外国人人材採用のサポート事業が活性化している
外国人労働者が増えている影響で、企業側と労働者側を仲介するサポート事業が急増しています。
会社や事業ごとに合った外国人人材を紹介してくれたり、採用に関する業務や手続きをまるっとサポートしてくれる会社も増加傾向にあります。
それぞれのサポート会社で、得意としている人材のカテゴリーなどがあるため、自社に合った人材を囲っている会社を見つけることができれば、スムーズに採用が進むでしょう。
また、外国人人材を採用する際には、住居の用意や教育体制の構築など、準備も多く必要になります。
外国人人材に特化したエージェントであれば、細かい部分まで、しっかりとサポートしてくれるでしょう。
2:外国人雇用の4つのメリットとは何か?
「外国人を雇用することで企業にとって利点はあるのか」そう感じてしまい、雇用に踏み出せない担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、外国人を雇用する上でのメリットについて、詳しく解説していきます!
メリットとして挙げられるものには、以下の4点があります。
- 仕事への熱意が強い!
- 人手不足の大幅解消に繋がる
- 多言語となるため対応の幅が広がる
- 社内でのコミュニケーションが活発になる
他にも多くのメリットがありますが、ここでは上記についてそれぞれ詳しく解説していきます。
メリット①:何より仕事への熱意が強い!
最初に記した通り私自身、3年間ほど外国人労働者と共に飲食店で働いた経験があります。
その飲食店では10人弱のベトナム人が働いていました。全員がとても真面目で、意欲的に仕事に取り組んでいました。キッチン業務だけでなく、日本語の勉強にもなるからとホール業務について教えて欲しいと頼み込まれたこともありました。
例として飲食店を挙げていますが、この外国人の仕事への熱意というのはどの業種にも当てはまるのではないでしょうか。
海外から日本に来て働く理由は様々ですが、仕事への熱意が強いのは、共通している部分かと思います。
日本人、外国人に関わらず、熱意を持った社員を雇うことは、会社にとっては大きなメリットになりますね。
メリット②:人手不足の大幅解消に繋がる
日本では年々労働人口の減少が問題となっています。そこで、外国人を雇用することで労働力不足の解消に繋げている、という背景があります。
日本には多くの会社があり、なかなか応募が来ない・・・と採用人数を拡大できずに悩んでいる企業にとっては、外国人人材を採用することで、大幅に人手不足の解消に繋げることができるでしょう。
日本人の特徴として、夜勤や残業を望まない人が多いことが挙げられます。しかし、外国人人材は、給与を増やせるのであれば、夜勤や残業も苦痛ではないと言う人が多いです。
もちろん相談は必要ですが、本人が望むのであれば、夜間のお仕事の人手不足の解消にも繋がるでしょう。
メリット③:多言語となるため対応の幅が広がる
日本人だけでももちろん英語などでの対応が可能な企業は多々あるかもしれませんが、来日した労働希望者の中で多いベトナム人や中国人、フィリピン人などを雇用することによりその国の言語での対応も可能となるため企業の活躍の幅が広がっていくことが期待できます。
初めは、外国人人材を育成するためにその国の言語を話せる人が必要になるかもしれないですが、多言語化することは、会社の今後を左右するほど、大きなメリットに繋がるでしょう。
結果的に事業の拡大に繋がったと言う企業もありますので、一見デメリットに感じるようなポイントでも、メリットになり得るということを忘れず、広い視野で、外国人人材の採用を検討してみてくださいね。
メリット④:社内でのコミュニケーションが活発になる
国が異なれば物事の捉え方、考え方も異なってくるので、意見の交換をしたり、日本語が全て伝わるわけではないのでジェスチャーなども交えながら伝え合うことでお互いのコミュニケーション能力の向上に繋がります。
3:外国人を雇用する際の3つの注意点とは?
ここまで外国人雇用のメリットについて解説してきましたが、やはりメリットがあればその分注意点もあります。
注意すべき点は、下記の3点です。
- 就労が認められていない労働者を雇用しないこと
- 資格外活動の許可が必要か確認しておくこと
- 文化や風習の違いを理解しておくこと
それぞれについて、詳しく解説していきます。
注意点①:就労が認められていない労働者を雇用しないこと
外国人を雇用する前に必ずしなければならないのが、「在留資格」と「在留期間」の確認です。
また、社会保険などは日本人と外国人は同様のものが必要になります。
日本に来る外国人の中には、就労が認められていないのにも関わらず、応募する人も一定数います。
事前に就労が認められているのか、いつまで日本にいることが認められているのか、確認してから採用するようにしましょう。
注意点②:資格外活動の許可が必要か確認しておくこと
特にアルバイトとして雇用する際は資格外活動の許可を得ているということも必要となってきます。
万が一、資格や許可を得ていない状態での雇用が発覚した際は、労働者も雇い主両方、刑事罰が科せられるので十分注意が必要です。
注意点③:コミュニケーションや文化・風習の違いを理解しておくこと
日本人同士では内容について全てを言わなくても理解してもらえたり、何も言わずとも気を利かせて先に行動したり、といったことがあります。しかし、外国人が皆完璧に日本語ができたり、察することができるわけではありません。そのため1から10まで簡潔に的確に話すことや、文化や風習が違うことにお互いが寄り添うということが大切になってきます。
国によって、文化や風習に大きな違いがあることを忘れず、まずはその国のことを知ることから始めましょう。
働く際はもちろん、企業の一員としてみられます。文化や風習の違いを理解した上で、日本でどうするべきなのかを丁寧に伝える義務があります。外国人人材が日本で働きやすい環境を作るため、企業側が注意すべきポイントです。
4:サポート事業を利用し外国人を雇用するメリットとは?
さて、ここまで外国人を雇用するメリットや注意点について解説してきましたが、実際に雇用する際、「サポート事業を利用して雇用をした方が良いのか」と悩んでいらっしゃる担当者様は多いのではないでしょうか。
最後に、雇用の際にサポートを利用することのメリットについて詳しく解説します!
メリット①:欲しい人材を的確に紹介してもらえる
企業によって欲しい人材は異なってくるかと思いますが、自社で全て最初から人材を探すとなれば相当の労力を費やすことになってしまいます。
サポート事業では、事業ごとで独自のネットワークがあり、より優秀な人材獲得に努めています。そこで、そのサポート事業を利用することで求めている人材を的確に紹介してもらう、ということがスムーズに外国人雇用へ繋がっていくのです。
求人を出すだけでなく、詳しく欲しい人材について伝えることができるので、より自社に合った人材のみを紹介してもらうことができるでしょう。
メリット②:初めての雇用でも安心
外国人雇用にあたり、やはり初めてとなると様々な不安要素があるのではないでしょうか。そんな企業様のために、中にはセミナーを行っていたり、1から全てサポートしてくれる会社やサービスも多く存在しています。
まずは、サポート事業の経験豊富な担当者と基本的な雇用方法や注意点、採用ターゲットなどについて細かく話をすることから始めてみてはいかがでしょうか?
メリット③:内定後のアフターフォローまでしてもらえる
いざ外国人を雇用できたとしても、その後の育成やサポートについては全て企業ごとで負っていくということも企業様からすると不安なのではないでしょうか。
サポート事業の中には内定後に外国人労働者に対して日本語能力を1人1人確認し語学研修を実施したり、生活面もサポートしている事業があります。また、職場対応力についても研修を行うことで企業に馴染み、能力を発揮できるようサポートしている、という場合もあります。
サポートを利用することで雇用後も安心して外国人労働者と向き合うことが可能になってきます。
まとめ
本記事はいかがだったでしょうか?
外国人と共に労働していた経験も含め、少しでも企業様のお力になればと詳しくお伝えさせていただきました!有益な情報が1つでもあれば幸いです。
では最後に本記事の大事なポイントをおさらいしましょう!
- 外国人を雇用することには「人手不足の解消に繋がる」「社内に新しい風が吹きさらなる発展に繋がる」などメリットがたくさん!
- サポート事業を利用し雇用に臨むことで求めている人材を的確に紹介してもらえる
- セミナーを受けることで詳しく雇用にあたっての内容について知識が得られる
ONE TEAMプロジェクトでも、外国人人材の紹介や採用のサポートを実施しております。
外国人人材採用について知りたい!という企業様はぜひ下記よりお問い合わせくださいませ。